避妊薬は賞味期限内使用で乳癌のリスクは上がりません

性交渉を楽しみながら、妊娠を避けたいという人は多いと思います。
妊娠をしないためには危険日を避けることや、男性側にコンドームを装着してもらうということが最も効果的な方法となりますが、相手側によってはそれをしてくれないことも十分に考えられます。
そのようなときには、女性側が行えるリスク回避の方法としては、避妊薬であるピルを服用するという方法が選択できます。
ピルは婦人科などの医療機関を受診することで、処方を受けることが可能な避妊薬で、性交渉をしてから服用することで妊娠を回避できます。
ピルには排卵を抑制させる作用があることから、膣内射精の性交渉を行った場合であっても、その後に服用しておくことで妊娠しなくても済みます。
近年の研究によると低用量ピルを服用することが原因で、乳癌などの女性特有のリスクを発症する可能性は低いということがわかっています。
家族関係において乳癌を発症している人がいる場合であっても、低用量ピルを服用することが理由で乳癌になるリスクが高まるということはありません。
ただし、乳癌という病気はホルモン感受性腫瘍に該当するものですので、服用する時点においてすでに病気を発症しているときや、過去に乳癌になった経験のある人が長期間にわたってピルを服用したときには、症状を悪化させる可能性があることから、定期的な検診を受けておくことが推奨されます。
また、ピルには一般的に賞味期限というわけではありませんが、効果が得られる保証されている期間が設定されていて、多くの医薬品メーカーでは3年程度の期間を使用期間としています。
未開封の状態で3年以上経過しているものについては、有効性が劣っている可能性がありますので、服用する際には十分な注意が必要となります。